前略、


 立川市に入り、土手の道から下りると広い河原に出る。中央本線の鉄橋の手前には大きなマンションが建ち、鉄橋をくぐってもさらにグラウンドが続く。
 グラウンドが終わったところ、立日橋の手前でちょっと迂回。土手に上り、多摩川に合流する残堀川を少しさかのぼり、歩行者用の小さな橋を渡る。この辺りは石畳やタイル張りになっていてスケートではとても滑りにくい。橋を渡ったら残堀川沿いに下り、立日橋をくぐれば、再び多摩川に合流する(Google Map)。
 日野橋をくぐり、立川公園沿いに滑っていくと再度石畳と橋にぶつかる。この橋は吊り橋を模した形になっていて、渡ると立川市から国立市に出る。

つづく



いろいろなスポーツや遊びが行われている広い河原


中央本線の鉄橋


日当たり良好な大きなマンション(裏手は?)


さらにグラウンドが続く。


立日橋の手前でちょっと迂回


石畳はスケートの滑走の敵


立日橋。左のトンネルをくぐる。橋の上はモノレール


吊り橋を渡ると国立市


 六日目、このあたりから線路の両側には高い木がずっと並べて植えられていて車窓はとても単調だった。寝ているか、食べているか、車内の日本人や外国人とうだうだしゃべっているかだった。
 七日目、食堂車のロシア料理に最初のころは格安のキャビアなどもあったそうなのだが、そんなことは知らないままなくなってしまい、その後、メニューは同じようなものばかりになってきた。車内販売で弁当を売りに来ることもあった。
 この日、弁当の車内販売を買い逃して、それを追いかけて後ろの車両へと向かった。一等寝台の車両に入り込んでいったところ、ロシア人のおじさんに声をかけられた。たいして話も通じないのだが、そのサーシャというおじさんに食べ物をすすめられると、昼食がまだだったぼくはすすめられるまま、パンや豚肉、ショウガなどをごちそうになった。当然、ウオッカもすすめられたのだが、ビールを飲んでも気持ち悪くなるぼくはお断りした。
 そのうちサーシャさんはジーパンや服を売ってくれないかと言いだした。こちらも余裕があれば小遣い稼ぎをするところなのだが、荷物を軽くするためにたいした衣服を持っていないのでこれも断った。
 お次はチェンジマネー。これもぼくは間に合っていたのだが、同じ車両の日本人にしたいといっていたのがいたので戻って呼んできてやった。
 これも済むとサーシャおじさんはトランプをとりだして、「21」(ブラックジャック)をやろうと言いだした。ロシアのトランプはジャック、クィーン、キングの表記がJ、Q、Kではなく、B、Д、Kで、ブラックジャックの点数はそれぞれ二、三、四点と数えるらしい。エースはAではなくTという表記で十一点とだけ数えるとか(日本では一か十一点)。
 ロシア人二人、日本人三人で一回一ルーブルで勝負を始め、おじさんたちに十五ルーブルほどお小遣いをあげたところでやめた。
 そろそろオベリスクが見えるころだというのでドアのところへ見に行く。このオベリスクというのはユーラシア大陸のアジアとヨーロッパの境の目印として建っているもので、ウラル山脈の真ん中にある。実際には小さなしょぼいものだったが、とりあえずは見逃さずに済んだ。
 この後もサーシャさんたちにチーズや(ぼく以外のひとは)ウォッカをごちそうになり、お礼を言って自分の車両に戻ろうとすると、味をしめたサーシャさんはなにかものを売ってくれる人がほかにもいるんじゃないかとぼくらの車両まで付いてきた。しかし、ぼくらの車両の車掌さんに見つかって目をつけられてしまったので、何もできずすごすごと戻っていった。外国人をひとつの車両に押し込めるというのはこういう理由もあるのだろう。
 この列車では車両ごとに車掌さんが一人付いていて、各車両の端には車掌室がある。車掌さんはたのめばいつでも乗客に無料で甘いチャイ(ロシアン・ティー)を作ってくれた。
 この列車にはお湯の出る温水器はあるが、シャワーはない。北京からモスクワまでノンストップでこの列車に乗ると七日間シャワーを浴びれない。

 八日目、モスクワ、ヤロスラブリ駅到着。
 地下鉄(五カペイカ)で赤の広場近くにあるインツーリストホテルへ。
 モスクワ見物に出かける。上海雑技団を見れず、北京雑技団はたいしたことないといわれ見なかったぼくは、モスクワではサーカスを観たいと思っていたので、ホテルの隣の旅行代理店で訊いてみるとチケットは十二ドルだといわれた。これは外国人料金に違いないと直接サーカス小屋(といっても立派な建物だったが)まで行ってみると、なんと一軍は海外公演中で、二軍は次の日の夜に公演予定とのこと。次の日の夜には再び列車に乗って出発なのでサーカスは再びあきらめなければならなかった(後で聞いたら一般向けのチケットは三ルーブルからあったそうだが、その先三日分は売り切れていたそうだ)。
 その後、モスクワ大学や赤の広場、デパートなどをぶらぶら。
 この日、困ったのが、晩飯だった。人民食堂のようなものは所々にあるのだが、どこもかなり人が並んでいて、外国人旅行者が入れるようではなく、一国の首都だというのにその他には食べるところがほとんど見つからなかった。ほうぼう歩き回ったすえに見つけた道端のスタンドでハンバーグと怪しげなドリンクを買って、なんとか空腹はおさめた。ホテルに帰ると他の旅行者も同じで皆、食べ物を求めて歩き回ったようだった。

 九日目、朝食はホテルのバイキング形式で、やっとまともな食事にありつけた。
 ホテルにいた前の晩に食事に困った日本人たちが、今晩はホテルに紹介してもらってどこかちゃんとしたレストランを予約しようという話をしていて、仲間に入れてもらうことにした。
 モスクワのマクドナルドを見学に。あわよくば、食べていこうと思ったが、見学のみ。冗談ではなく千人を軽く超える人たちの列がまわりを取り囲んでいた。マクドナルドの看板のMのマークの下にはソ連の鎌と槌のマークが。店内にはマクドナルドの商品とからませた世界各地のイメージ写真があり、日本のものは石段を降りる虚無僧が片手にハンバーガー、もう片手にシェイクを持って、顔を隠すかぶり物の天蓋の下からストローですすっている写真でかなり笑えた。
 ここでも鉄道の切符を手に入れるのに手間取った。四時にホテルの旅行社に行くと、六時にもう一度来いといわれ、結局六時に行ってもまだ手に入らず、予約したレストランの時間なので皆で出発した。
 七人ほどでバスやトラムを乗り継いで、ホテルのフロントにもらった地図を頼りにレストランを探した。何度も人に訊ねて、ようやくカーテンを閉めきったまったくそれらしくない普通の建物が目的のレストランであることが分かった。予約客のみの店なのでドアも閉め切られていた。
 中はカーテンが閉めきられていてちいさなライトとロウソクが付いているだけで、落ち着いた雰囲気をかもしだそうとしていたのだが、ただ薄暗いだけだった。
 サラミやポーク、野菜、グラタンなどの前菜が並んでいた。続いて、ビーフやポークの料理、挽肉を葉っぱで包んで煮込んだ料理などがでてきた。
 あとはデザートのムースとチャイだけというところまで来たのだが、ぼくはこの後、ホテルに戻って切符を受け取って、駅まで行って列車に乗らなくてはならなかったので一人でそこを離れた。
 ホテルに戻って切符を受け取りに行くと、受付のおばさんにまだこんなところでうろうろしていたのかとせかされた。列車の時間が迫っているのでタクシーで行くことにした。外国人御用達のホテルの前からタクシーに乗るのはぼったくってくれといってるも同然なのでいやだったが、そのあたりは高級ホテルの固まっているところで少し歩いたくらいでは何も変わらないので観念してタクシーを拾った。
「五ドル!」
 思っていた通りタクシーの運転手は高飛車に出てきた。こういうときのために持っていたアメリカのタバコを見せる。
「二箱だ!」と運ちゃん。
 こちらも急いでいるので二箱で手を打つ。とばしてもらった。
 当時のソ連ではまだアメリカタバコが取引材料として使えていたので、ぼくも吸いもしないのに北京で何箱か買って持っていた。列車でロシア人にすすめてみたり、ホテルでお湯をもらったお礼に何本かあげたりしていたが、実のところそれほど人にたのむこともなかった。このまま西ヨーロッパに出てしまえばただの吸いもしないアメリカタバコになってしまうところだったので、最後になって役に立って助かった。
 タクシーにとばしてもらったので、駅には余裕で到着。フィンランドのヘルシンキ行きに乗り込んだ
 夜中、国境で起こされる。パスポートチェックは問題なかった。そして、税関がやってきた。
 今回、ぼくはこの国の中で一度列車の中で五ドルを闇両替しただけで、一度も正規の両替はしていなかった。つまりこの国にいた一週間弱のあいだ五ドル(とタバコ数箱)で過ごしていた(正確にいえば、プラス日本で支払った十数万円なのだが)。一度も正規な両替をしていない旅行者を税関はどうするのだろうとどきどきしながら待った。
 しかし、税関は何のチェックもせず出ていき、列車はフィンランドに入っていった

草々

[脚注]

  • 一等寝台
    一等寝台は二人部屋
  • サーシャ
    アレクサンドラの愛称
  • ロシアのトランプ
    インターネットで記憶のあやふやなところを確認していたら、ロシアのトランプは二から五のカードがない計三十六枚とあった。うーん、全然おぼえてない。だからJ、Q、Kが二、三、四点なのかとちょっと納得(じゃあ五点と数えるカードはないのか?)。
  • 車掌ごとに車掌さん
    中国やソ連のホテルもフロアごとに管理人(コンシェルジュ)がいるのが普通なので、こういうシステムが好きなのだろう。
  • ロシアン・ティー
    後でお金をとられたという車両もあった。
  • シャワーはない
    車掌室には小さなシャワー室があるといううわさがあり、お金を払って使わせてもらった人もいるという話を聞いた。
  • モスクワではサーカス
    ボリショイサーカスホームページ
  • モスクワのマクドナルド
    モスクワのマクドナルドはぼくが訪れたこの年に一号店が開店したということなので、まだ開店してあまり経っていなかった。
  • ヘルシンキ行きに乗り込んだ
    ヘルシンキの途中には、ロシア随一の観光地であるレニングラード(サンクト・ペテルブルク)があって、行きたいのはやまやまだったのだが一泊するごとに百ドル単位で出ていってしまうシステムのため、泣く泣く通過した。
  • 一度も正規の両替はしていなかった
    イルクーツクから乗った列車でものすごい額のルーブルの札束を持っている日本人の女性がいた。ハバロフスクからの路線で来た旅行者だったが、ロシアに入国したとき、高い公定レートのことしか知らず、結構ルーブルが必要だろうと一度に一万円を正規に両替したらしい。彼女は列車内で日本人闇両替屋となっていた(正規な両替なので出国時に再両替することもできる)。
  • フィンランドに入っていった
    ヘルシンキに着き、駅でいきなりトイレに行きたくなり、公衆トイレに行くと、料金が三フィンランド・マルカ(約百二十円)もして物価の急激な上昇にたまげた。
(「野宿野郎」4号より転載)

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前略、

グラフィックデザインをやっていると依頼主から「ここはこのフォントを使って」と印刷された文字を渡されることがしばしばある。
とても特徴のあるフォントならすぐさがせるし、なくてもすぐ分かるのだが、ごくふつうのたいした特徴もないセリフやサンセリフの欧文フォントだとさがさなければならないフォントの数が多くて大変だ。
フォントの画像をアップロードすることでフォント名を検索してくれるMYFONTS.COMというのがあるというのを知って試してみることにした。

調べてみるフォントは今読んでいる早川書房のT・ジェファーソン・パーカー著「サイレントジョー」の123ページのノンブルだ。

まずはスキャンして、大きさを360×275ピクセル以下に調整、グレイスケールにしてコントラストも調整して保存。ファイル形式はGIF、JPEG、TIFF、BMPに対応しているようだ。

WhatTheFont」のページからファイルをアップロードする。

アップロードした文字がどのアルファベットか自動的に認識して表示してくれるので、間違っていれば直して「Search」ポタンを押す。

するとフォントを検索して似ているもののリストを並べてくれる。

このフォントの検索では22個の候補があがった。
ふたつほどそれらしいフォントがあった。

フォントのリストをクリックするとそのフォントのすべての字形が見られる。
その他の数字の字形も比べることによってリスト11番の「Column Swash-Book Italic 」らしいことが分かった。

ある程度の数の字形がそろっていれば、これは結構使えるのではないだろうか。

草々


前略、

iPodは第4世代になってメインメニューに「曲をシャッフル」というメニューが加えられた。iPodソフトウェアのヴァージョン3の機能なのだが、ぼくの持っている第3世代iPodには対応していない(そのうちに対応するのだろうか)。
実際にこのメニューがどんな機能を持っているのか詳細は知らないのだが、第3世代iPodでもiTunesのスマート・プレイリストで似たようなことができるだろうと思ってやってみた。

(以下、ぼくのマックはOSもアプリも英語環境にして使用しているので英語表示ですが、もちろん日本語環境でも同様に使用できます)


最初にシャッフルしたい曲のリストを指定して(スマート・プレイリストの項目で別のスマート・プレイリストも指定できる)

「Last Played is not in the last 4 weeks」などと最近かかった曲を除外して

「Match all of the following conditions:」で、これらのすべての条件に一致する曲を選んで

「Live updating」ライヴ・アップデイトをかけ

「Limit to 5 hours selected by random」曲数、時間などを設定して、もちろんランダムに選ぶ。

こうすれば、指定した曲が指定した数だけランダムに並んだプレイリストができあがります。
iTunesでこれを再生すると、最近かかった曲を除外していて、ライヴ・アップデイトがかかっているので、再生が終わった曲はその瞬間にリストから消えて、新しい曲が追加されます。

このスマート・プレイリストをiPodとシンクすれば、iPodの設定をシャッフルにしていなくても自分の好きなプレイリストをランダムにかけることができます。

ただし、iPodのなかではスマート・プレイリストのライヴ・アップデイトはiTunesと同じようには機能しません。
iTunesのようにプレイリストの再生中に曲が更新されるのではなく、再生中でもよいのでMENUボタンを押して、いったんそのプレイリストから出る(メニューなどに戻る)とリストが更新されます(再びプレイリストに戻るとすでに再生された曲がなくなっているのが確認できます)。
ただし、プレイリストの条件によってはリストから出てもリストが更新されない場合があります。この場合は次にiTunesとシンクしたときにリストが更新されます(どんな条件の時にこうなるのか研究中なのですが、まだ解明されていません)。

この機能の応用で時間を指定してリストを作る機能を利用して、たとえば「30分ミックス」とか「60分ミックス」などの「時間指定ミックス」を何種類かつくっておけば、プレイリストの曲が終わったところで指定した時間がたったことが分かるので便利でしょう。もちろんリピートの設定ははずしておく必要があります。
ただし、この機能はiTunesでは使えません。ライヴ・アップデイトがかかっていると、つぎつぎと新しい曲が追加されるので再生に終わりはなく、ライヴ・アップデイトがかかっていないとプレイリストはずっと同じままなので役にたちません(「スマート・プレイリストを編集」すると更新されますが)。

草々

[追記]ぼくは音楽ファイルのタグの「grouping」の欄に音楽の国籍やら性別やら特徴を書き込んでスマート・プレイリストの選別に利用していたのですが、この「grouping」を使ったプレイリストが、上記のiTunesにシンクするまで更新されないリストに当てはまるようです。今しばらくいろいろ試して検証してみます。


前略、


「今日は蒸し暑いね」とキミがいったから、6月24日は「エアコン記念日」。
でもその前に「UFO記念日」と「タイ革命記念日」だそうです。

写真はおもちゃデジカメmaxellのWS30 slimで撮りました。
画質はよくないですが、スナップを撮るのにはちょうどいいです。問題はウィンドウズにしか対応していないことで、買う前から分かっていたのですが、Virtual PCがあったので大丈夫だろうと思って買ったのです。結果はちゃんと使えたのですが、それはOS 9の時のこと、OS X版のVirtual PC 6ではこのカメラを認識しなくなってしまいました。もちろんカメラの動作環境にVirtual PCは入っていないので文句はいえません。なにかいい方法ありませんかね。

草々

追伸、写真の「ヤング理髪店」のお客はやはり山形出身のヤングなのだろうか。


 アイポッド・タッチはかなり多機能だから、便利なのに知らずに全く使っていない機能があったりする。アイポッド・タッチでマニュアルが見れれば便利なはず。
 アイポッド・タッチのマニュアルはアップルのサポートサイトに「機能ガイド」というpdfファイルで配布されている。
 まずはこのpdfファイルを直接アイポッド・タッチにコピーして見れるかどうか試してみよう。
 前回の「iPod touchでローカルに保存したウェブサイトをみる」の方法を使うと、実はウェブブラウザーでpdfファイルも閲覧できることになっているらしいのでやってみる。
 pdf、しかも複数ページのpdfファイルも表示されますが、日本語部分がすべて空白になってしまいました。調べてみるとちゃんと日本語が表示されるpdfファイルもあるとのこと(フォントの種類やエンコーディングによるらしい[参考サイト])。とにかく「機能ガイド」のpdfファイルは(今のところ)ウェブブラウザーでは見れない。[画像1
 つぎはpdfファイルを画像化してみる。
 1ページずつ画像に変換していたら「機能ガイド」は80ページ以上あるので面倒。自動処理(マックだとオートメーター[参考サイト])で画像化。
 こいつをアイフォト経由でアイポッド・タッチに転送。
 当然見ることはできますが、やはり転送前の「最適化」で画像が縮小されてしまうので、拡大すると文字がぼやぼや。[画像2
 この画像を最初と同じ方法でウェブブラウザーで見れば、「最適化」されずに見れますが、ページ送りができないのでページ物を見るのには適さない。なにかいい方法はないものか。
 そこでiComicをインストール。[画像3
 これはもともとページ物の漫画の画像ファイルをアイポッド・タッチでみるために作られたもの。複数の画像ファイルをzip圧縮したものをめくりながら見ることができる。
 画像化した「機能ガイド」をzip圧縮(マックなら画像ファイル以外のファイルを含めないようにCleanArchiverで圧縮)して、所定の位置にコピー[参考サイト]。
 これでばっちりページものの画像ファイルを次々とめくりながら見れます。拡大してもぼやけません。[画像4




前略、

 午前11時ごろに出発。自転車で多摩川左岸をさかのぼる。
 晴天、無風、気温低めと自転車日和。最初のうちはもう何回も往復した道なので、好き勝手に歩いたり走ったりしている歩行者や自転車に呪いの言葉を吐きながら進む。
 福生市に入り、睦橋を渡ると秋川に出る。ちゃんと川沿いに道路もついていて、河原も自然な感じで、ショベルカーで平らにならされてしまっている調布周辺の多摩川の河原と違っていい雰囲気だ。
 突然現れる高架橋Google Maps)や東京サマーランド、東京セサミプレイスをすぎた辺りから川沿いに進めなくなり、最近の地図を持っていないこともあって道に迷う。間違ってゴルフ場へ続く道を上ってまた戻ったり、持っていた20年前の地図には載っていない長〜い五日市トンネルを通ったりしているうちに完全にどこにいるか分からなくなってしまった。それでもなんとか秋川をみつけ、さかのぼっていたのだが、秋川のどの辺にいるのかが分からず、最初の目標のJR武蔵五日市駅になかなか着かない。
 なんのことはない行きすぎていたのだった。檜原街道沿いに戻って、JR五日市線の終点、武蔵五日市駅到着。
 しばらく休み、エネルギーを補給して、再び出発。秋川街道を進む。
 小峰峠を越えるのに長いトンネルをくぐる方法もあるが、車両通行止めになっている旧道もあるのでそっちを行く。坂道を上り、短いトンネルを抜けると小峰峠。小峰というぐらいなのでたいしたことはない。
 ここからはずーっと何キロも長い長いゆるやかな下り坂がつづく。これは逆回りで来なくてよかった。だらだらといつまでも続く上り坂ほどつらいものはない。
 すぐに川口川が合流するが、小さな川で右に左に蛇行しながら車道と付かず離れず一緒に進む。川幅が広がり川らしくなったところで近づいてみると川沿いに道がついていたので街道を離れそちらを行く。
 八王子に近づくと、浅川と合流。浅川を下る。浅川は広い川だが、両側の土手道はあったりなかったりで、以前道路状況を調べたメモも持ってきていなかったのでかなり回り道などしつつ下った。
 再び、多摩川に合流し、出発点に戻った。戻ったのは5時前だったかな?

 走行距離:77.9キロ(道に迷わなければもうちょっと短いはず)
 走行時間:4時間47分(停止していた時間は入っていない)

草々


秋川はなかなかいい雰囲気だ。


河原が荒らされていないのがいい感じ。


突然巨大な高架橋が現れる。




最初の目標、JR武蔵五日市駅


小峰峠


川口川でも川沿いの道が始まる。


道は舗装されていたり、いなかったり、車道だったり。


川口川と浅川の合流点。でっかい魚がうようよ泳いでいた。


 アイポッド・タッチをはじめて外に連れだした。ぶらり野良無線LANさがしの旅へ。
 野良無線LANとは、公共心あふれる方が、セキュリティ対策を施さずに周辺のみんなに開放している無線LANのこと。
 アイポッド・タッチは無線LAN(Wifi)機能をオンにしていると、数秒に一度、周囲にあるアクセスポイントの電波をスキャンし、利用できるものをリストにして表示する。セキュリティ対策が施されているアクセスポイントには南京錠のマークが付き、そうでない野良無線LANなどには付かない。アイポッド・タッチを片手にぶらり散歩をしながらその野良無線LANを探そうというわけだ。
 外に出てはじめて分かったが、外は無線LANの電波であふれていた。これまで無線LANには全く興味がなく、使おうと思ったこともなかったから、自分以外の人がこんなにも無線LANを使っているのかとびっくりした。散歩している間中、アイポッド・タッチが無線LANの電波を拾えないということはほとんどなく、多い時は(集合住宅の前などにいくと)一度に十以上のアクセスポイントをリストアップしていた。
 もちろんそのほとんどは錠のマークの付いたセキュリティ済みのもので、鍵なしのものは少ない。でも意外と多いのにもびっくり。といっても通信できないほど電波が弱いものがほとんどだった。
 そんななかでもいくつかは、道を歩いていても十分な強さの電波があり、セキュリティ対策を全く施しておらず、アクセス可能なものもあった。二時間ほどぶらぶら歩いていて十以上はアクセス可能なポイントがあったのではないだろうか。
 あと無線LANと液晶を付けっぱなしにしておくとアイポッド・タッチはバッテリーをかなり早く消耗することが分かった。二時間ほど散歩をしたらバッテリー残量があと20パーセントですというアラートが出た。出る前にも少しは使っていたから付けっぱなしで使えるのは三〜四時間ほどだろうか。ちょっと短いなあ。




 う〜ん、あいかわらずアイチューンズとアイポッド・タッチの同期は不安定なままだ。
 とくに大容量のビデオや写真を一度に同期しようとすると途中でアイチューンズがフリーズしたりデバイス・タイムアウトとかいって同期が止まってしまうことが多い。
 このあいだ、アイフォトに入っている3000枚ほどの写真を全部同期しようと思ったら、やっぱり途中で止まってしまった。それだけならいいのだが、写真が全部転送されずに同期が止まってしまったら、それまで転送したデータが「その他」に分類されてしまってゴミとしてアイポッド・タッチのメモリを占領してしまうのだった。同期に失敗する度にその他のデータが増えてしまう始末。こいつは写真の転送をしない設定にして同期すると消える(転送できていた写真とともに)。
 ビデオも写真も少しずつ分割してだましだまし転送すると、けっこううまくいくようなので、つぎにアイフォトの写真をいくつかのアルバムにざっくり分割して少しずつ転送しようとした。これだとまあフリーズする前に同期し終えて、うまくいきそうだったのだが、閲覧する時に特定の写真を探しづらい。
 ということで、やはり写真はアイフォトのイベント別に同期したかったのだが、イベントの場合はすべてのイベントを転送するか、最近のXX件(20件以下)のイベントを転送するかしか選択しがなく、ちょっとずつ転送するということができない。
 二日が三日がかりで、転送してはフリーズして、消去して、転送して、デバイス・タイムアウトになり、消去して、再起動してと、時々繰り返していたら、ある時、全イベントが同期できた。理由はない。たまたまだろう。不安定の不安定たるゆえんだ。
 一度、全部の写真を同期できてしまえば、あとは増えた分を同期すればいいだけだから、そんなにフリーズすることもないだろう。
 でも、アイポッド・タッチがおかしくなったり、ファームウェアのアップデートがあったら、また全部転送し直さなければいけないのだろうか…。

追伸、アイフォトのイベントをアイポッド・タッチに転送してリスト表示すると、イベント名によって濁点や半濁点が一文字に独立して、表示がおかしくなるバグがある(画像参照)。


前略、


ルーマニアでは詐欺師の波状攻撃にあったり、路面電車ではデイパックを開けられそうになったりしたのだが、ぼくにとってルーマニアはとてもいい国で、東欧の国の中で一番気に入っている。

人々が親切で優しい。道を尋ねると親切に教えてくれるし、知らなくても他の誰か知っている人を探してくれる。
あるおばさんは、ぼくが迷っているらしいのを見つけると、少しは慣れたところから微笑みながらじっとこちらを見て、「道が分からないんだったら、私が教えてあげるわよ」という視線を送ってきて、道を聞かれるのを待っていた。道を尋ねると待ってましたとばかりにそこまで連れていってくれた。
ある路面電車の私服検札員(電車に客の振りをして乗り込み、適当なところで抜き打ちで検札をして罰金を取る係)は、切符を持たずに乗っていたぼくを捕まえて罰金を取ろうとしていたのに、日本から来たと分かると罰金はなしにしてくれた上に、仕事もせずにぼくに付き合って路面電車を乗りまわしてホテル探しを手伝ってくれた。

性格が明るい。これは東欧唯一のラテン系民族といわれると納得してしまう。彼らは国の名前からも分かる通りローマ人の末裔ということになっており、言葉もフランス語やスペイン語、イタリア語と兄弟のロマンス語派である。ラテン独特の軽い乗りは長かった共産党独裁の影響か、他のラテンの国ほどではないにしても、この国では何度か女の子から気さくに声を掛けられたりしたこともあった。彼女たちがあまり英語を話さないのは大変残念だが、こんな国を悪い国といえるだろうか(いや、いえない)。

観光地もトランシルバニアなど非常に美しいところが多い。

ブカレストでは、マンガリアのキャンプ場で知り合ったルーマニア人の兄弟のうちに泊めてもらった。彼らの家は3DKのアパートメントでそこに5人兄妹とパパ、ママ、おばあちゃんの8人家族が住んでいて(パパは仕事でいなかった)、しかもそのうちの一部屋はペンキを塗っている最中で使えない状態だったのに、残ったうちの一部屋をぼくのために空けてくれた。
親切にしてもらったお礼にある日、ケーキを買って帰ると、ぼくは彼らのママに「まだこれから旅行を続けるのだから、こんなことで無駄遣いをするんじゃありません」と怒られてしまった。
そんなわけで、ブカレストの数日を彼らのところで過ごしたのだが、最初にお金は一切要らないと釘を差されていたので、1レイも払うことはできず、ケーキを買って帰ると怒られ、出発するというともっと長くいてくれればいいのにといわれながら、お土産に壁飾りと小さな民族衣装を着た人形をもらい、ブルガリアの査証の関係で後ろ髪を引かれながらブカレストを発った。

草々


 プラクソ(Plaxo:読み方)は複数のアドレスブックやスケジュールのサービスやソフトを同期するサービス。
 プラクソを導入するまでは、グーグル・カレンダーにスケジュールを入力し、その内容をマックのアイキャル(iCal)で購読して表示し、アイポッド・タッチに同期していた。
 これだと、アイポッド・タッチとアイキャルで入力したスケジュールはそれぞれ同期するが、グーグル・カレンダーには反映されない。
 プラクソを導入すると、グーグル・カレンダーとアイキャルが同期できる。アイポッド・タッチとアイキャルとグーグル・カレンダーのどれにスケジュールを入力しても同期され、同じ内容になる。これは便利。同じことができるマック用ソフトのスパニング・シンク(Spanning Sync)は有料だが、これは無料サービスでできる。
 アイポッド・タッチにはマックとつないで同期しないとアイキャルとグーグル・カレンダーの変更は当然反映されない。これがワイファイ経由で同期できるようになるとかなりすばらしい。あとはプラクソにアイポッド・タッチ/アイフォン用の専用サイトも作ってほしい。
 プラクソはこれら以外にもアウトルックや携帯電話などとも同期できるし、もともとはアドレスブックの同期のソーシャルサービスとして始まったらしい。ためしにマックのアドレスブックとメールソフトのサンダーバードのアドレスブックを同期してみた。同期自体はできたが、メールソフト用のアドレスブックはメールアドレスに特化して作ってあったほうが便利そうなので使うの止めて元に戻した。
 もうひとつ、アイキャルヴューアー(iCalViewer)もマックに入れると便利。
 これはアイキャルのスケジュールをデスクトップに表示するソフト。カレンダーのまま表示するのではなく、デスクトップの左端を現在時、右に行くほど未来としてスケジュールを表示していく。デスクトップの幅で何日分を表示するかも決められる。アイキャルのスケジュールが書かれた四角いボックスが少しずつ現在である左端に動いていく。ほとんど日単位のスケジュールしかない自分のような人より、分単位でスケジュールがある人なんかには特に便利かも。これも機能限定版は無料。
 アイポッド・タッチ、アイキャル、プラクソ、グーグル・カレンダー、アイキャルヴューワーの連携ができるようになって、なかなかすばらしい状態だ。これでもっと入力するスケジュールのある忙しい人間になれればもっとよいのだが(ゴミの日の予定を入れているようではね…)。


天気予報(iCal天気 – livedoor 天気情報)やゴミの日はアイキャルだけに入れて同期していない


 突然、メーラーのサンダーバードの時刻表示がAM/PMになってしまった。
 ついこのあいだまで24時間表示だったはずなのに。OSもサンダーバードも設定は変えていないし、バージョンが変わったわけでもないのに。サンダーバードの日付時刻表示はOSの環境設定に準ずるはずなのになぜだ。
 以前、日本語入力プログラムが環境設定を無視した(ことえりが消えなかった)時は、ルートでログインして環境設定を直したらうまくいったので、やってみたがだめだった。
 数時間悩んだ末、最近変更した設定を思いついた。
 前回に書いた、ウェブブラウザーでフラッシュサイトが文字化けを起こすのを直した変更だ。
 こいつを元の状態に戻したら、サンダーバードはちゃんと元に戻った。
 フラッシュサイトも文字化けに戻った…。
 う〜〜ん、どちらを優先させよう(素直にOSを日本語にすればいいのですけどね…)。


 このところのバッジづくりブームもそろそろ下火になりつつあるが、いろいろ作ってみた。
「Simplify, simplifyバッジ」「ヒマラヤンサイクリストバッジ」「カネゴンバッジ」など。


6月7日(水)雨のち曇り
 未明から雨が降りだした。夜が明けてからさらに雨は強くなり、雷も鳴りだした。ラジオを聴くと大雨洪水警報が出たとのこと。昼過ぎまで降り続くという。ここに連泊だろうか。
 福島にきてから天気予報が分かりにくくなった。南部や北部というのではなく、「中通り」「浜通り」「会津」という地方区分で予報を出すので、そんな秘密の暗号で天気予報をいわれてもそれがどの辺のことなのか分からないのだ。
 そろそろ梅雨が近づいてきているようだ。急がなくては。タイトルに「晴走雨読」と付けたように、雨の日は走らないことにしている。レインコートは持ってきているが、自転車には泥よけも付いていない。
 幸い10時過ぎに雨が止んだので出発。双葉町まできたところで「海浜公園」の行き先指示看板があり国道をはずれて行ってみる。しょぼいキャンプ場があった。受付は開いておらず、水道はあるが、トイレもシャッターが閉まっていたので、勝手にテントを張った。
(66.91km/4h25m・計629.2km)


前略、



 もうひとつ気になっていたのが、同じツヴィリング社ツインSというタイプ(右)。
 折り畳み方がより洗練されていて、フラットに、さらに薄くなる。こちらは3600円ほど。
 こっちもほしくなったので、今度は都会にある別の小物屋に行くと、この爪切りと同時にまたしても見つけてしまった(左)。


 むむむっ…。前回買ったものはドイツでは一般的なデザインでいろいろな会社からほぼ同じ形の爪切りが作られているようだったのだが、これはオリジナルなものと思っていたのに。こんなにそっくりなものがあるなんて。店ではこの日本の貝印社の商品は2600円くらいで売っていた。
 始めてこれを見たときは、全く同じものだと思った。日本で作ったものをドイツに供給して相手先ブランドで売る、いわゆるOEMというやつなのだと。あるいはその逆か。それだったら同じものをわざわざ高いお金を出して買うことはないと思った。
 しかし、よくよく見てみるとそれぞれのブランドのロゴやマークが彫ってあること以外にもハンドルの溝やヤスリの付け方などの差異があったので、やはりこれらは違うものだろうと結論した。つまりはこの貝印はパチモンだと。
 で、今回はオリジナルのツヴィリング社のものを買った。
 でも現在メインで使っているのは、前回紹介した韓国製のほうである。最初の方にもかいたが、ぼくは深爪しておくタイプで爪の両端の肉との境の部分に爪切りの刃を食い込ませるので、ツインSのほうはデザイン上、刃の部分が太くて使いにくかったのだ。
 コンパクトなのでかばんの中に常に入れている。

草々



6月12日(月)曇り時々雨
 出発してすぐに岩手県に入る。岩手に入った時点で追いつかれていた梅雨前線を抜き返したことになる。東北北部はまだ梅雨入りしていないのだ。
 上り下りは多少あるが、順風で気持ちよく進む。
 昼ごろには北上市に着く。ここから花巻までは自転車専用道が付いているのだが、川原に公園があって泊まるにはよさそうだったので今日はここまでにする。
 自転車を洗車、整備などして、もう全く使っていなさそうなゲートボール場にテントを張った。
(88.72km/5h26m・計906.4km)




 じゃ、次、カルソンね。

カルソン 【(フランス) caleçon】
 (1)ボクサー-パンツ,トランクス,股引(ももひき)などの型の下着の総称。
 (2)⇒レギンス
カルソン
 スパッツ(1)に同じ。


caleçon
 (sous-vêtement) underpants
 (pour nager) swimming trunks


 どうやらカルソンもまとはずれなものを指しているようですね。フランス語のカルソンとは基本的に下着のようです。しかも男性名詞で画像検索を見ると外で履けそうなスパッツのようなものもありますが、大半は男性用下着ですな。まあ、ぴっちりしたスパッツは下着とさほど違いはありませんけどね。
 そういえばズボンの元になったフランス語の jupon ということばもペチコートという下着のようなもののことを指す言葉だそうです[画像検索]。全く…。
 このページにカルソンの画像を載せるために「カルソン」で画像検索をかけてさがしましたが、もうカルソンの指すものがどういうものなのかさっぱり分かりません。もうなんだってカルソンです。