総務省による大手キャリアなどへの禁止行為
「回線契約とひも付く端末購入時における2万円を超える利益提供」
つまり、端末のみ購入の場合と、回線契約をした端末購入との価格差が20000円以上あってはならないということ。
ケータイ販売店が回線契約に伴いいろいろなんだかんだサービスや割引をして1円で売り出された端末は、回線契約なしの端末のみの場合はプラス22000円(税込)で買えるということ。
端末だけの販売を拒否することも禁止されています。
1円で買えるようになってる端末はだいたいは中級か型落ちのたいしたことないスマートフォンが多いのですが、たまにそこそこの中高級機種が出てくることがあります。
記事執筆時点ではiPhone SE(オフィシャルストア価格 62800円)やPixel 6a(同 53900円)などが1円+22000円で販売されています。
Pixel 6aは2ヶ月前に発売開始されたばかりの最新機種です。
いまはキャリアで買った端末にもSIMロックはかかっていませんから、オフィシャルストアのSIMロックフリーモデルと全く同じものです。
ただし、このいい機種の1円販売はどこの店でもやってるわけではありません。しかもネットで宣伝しているところはほとんどありません。
店頭まで行ってはじめてわかるのです。
記事執筆時点でau系の店でよくこの手の割引をしているという情報を聞き込み、自転車で近所のauショップを回ってみることにしました。
最寄りの店はダメだったのですが(9800円だった)、少し離れた店に行くといきなり1円の店が見つかりました。
ただ料金を宣伝するポスターに「入荷予約受付中」と書き足されていました。在庫がないようです。本当に本当にないようです(笑)。
つぎに比較的大きな町の駅周辺に3つもauショップがあるところへいってみました。競争があって1円のところが多いんじゃないかと思ったのですが、全くだめ。どこもしょぼい機種しか1円になっていませんでした。
さらに駅から離れた街道沿いのショッピングモール内の店に。ここは正確にはauショップではなく、UQモバイルも扱うUQスポットという店。店の規模も小さくモールの中のすみっこにこじんまりとあり、探すのも大変な店でした。
が、ここでビンゴ! みつけました。1円! Pixel 6a のほか iPhone SE も。
もしあなたが1円で他社からの乗り替えを考えているなら、なんの問題もありません。店員さんにそういえば店員さんは喜んで手続きをしてくれることでしょう。
ただぼくは回線契約をするつもりはありません。SIMロックフリーの端末のみがほしいのです。
お店は端末代が1円でも他社から乗り換えて回線契約さえしてくれれば月々の料金からどんどん取り返せるので大満足、それこそがこのキャンペーンの目的です。
しかし販売価格5万円を超える端末を22001円で売り切ってしまっては明らかに損。しかし決まりで22000円以上高くすることはできない。端末のみの販売をしないわけにもいかない。どうすれば損を減らせるか。
端末のみの販売を拒否するしかない……。
ここで店と客の知恵比べがはじまります。
まずはネットで敵の作戦を調べます。
敵の販売拒否の二大作戦は、
「在庫がない」と「割引しない」
のようです。
あからさまに「端末のみでは売らない」とはっきりいう店もあるようですが、穏便に断るには在庫がないというのが一番角が立ちません。
「割引しない」のほうははっきりいわれると、もうこちらはそれは違反だろとしかいえないので、それで押されると、こちらは総務省に通報するくらいしかやることがないかも。
ネットを見ていると、店側のあまりな態度に喧嘩腰で対抗して押し切ったような報告も載っているのですが、できれば穏便に済ませたい。
ただ相手の「在庫がない」作戦はこちらでなんとか回避することができるかもしれません。
個別のauショップのサイトに行くと、機種の予約ができるようになっているので、1円を確認したら、サイトからその機種と訪問日時を予約してしまえば、けっこう外堀は埋められます(それでもサイトの更新が遅れていてもう在庫はないとかいわれることもあるようですが)。
今回もネット予約しようとしたのですが、敵もさるもの、サイトの予約できる機種にPixel 6aが載っていませんでした。
こうなったら直接乗り込むしかありません。
実際に行った作戦で解説します。
まず店頭のポスターで1円を確認。
最初のお店ではここに「入荷予約受付中」とあったので詰んでいましたが、ここにはありません。
「Pixel 6a に変えようと思っているんですが、在庫はありますか」
ここで訊かれた店員はびっくりするほど予想通りの答えを繰り出しました。
「どういった契約をお考えですか」
質問に質問で返すずるいやり方。
もちろんここで「端末のみの購入を考えています」などと答えると、しばらくお待ちくださいと確認するような猿芝居を始め、在庫はありませんといわれるのが落ちです。
こういうずるい手を繰り出してくるなら、こちらも同じく猿芝居で返すしかありません。
「今ドコモなんで、乗り換えか新規で……」
店員さん、在庫を調べ、在庫ありますと答えてくれました。
まずは第一段階、在庫があることを認めさせることに成功。
このあと、どうでもいい質問をいくつか繰り出した後、頃を見て、
「ポスターに端末のみの購入もできますって書いてありますが……」
と今気付いたかのような渾身の小芝居。店員さんは端末のみだと1円ではありませんが、などとわかりきったことを答えてくれるので、
「端末のみだといくらになるんですか」
ここの店員さんは正直なかたで22001円ですと教えてくれた。
ひどい店だと端末のみ販売用の在庫は、回線契約用とは別になっていて在庫切れですなどと断ってくるところもあるらしい(もちろんうそ)。
「ああ、だったら端末のみでもいいかなあ……」(棒読み)
とここまでいけば、店員さんが販売を拒否することは難しいはず。
「じゃあ、端末のみでお願いします」
小芝居合戦に勝利。買えることになりました。
が、ここで思わぬ壁が突如現れました。
もともと1人1台限りとはポスターに書かれていましたが、サポートともちろん転売対策なのでしょう。購入時にau IDを作ってくれといわれました。
au IDを作るにはショートメッセージの受けられるケータイが必要なのですが、普段使っているスマートフォンはデータsimしか入っておらず、通話用の端末は家に置いてきていたのです。
au IDを作ってくれないと売れないといわれたので、その日は退散です。一応取り置きはしてくれると約束してくれたので後日受け取りに行くことになりました。
つまり、auではショートメッセージの受けられる端末を持っていないと、端末のみの購入はできないということです。お気をつけください。
ここでもこのお店は比較的良心的といっていいでしょう。取置きはできませんといっておいて、顔を覚えておいて後日来たら在庫切れですといえばいいのですから。
というわけで、日を改めて再びお店に。
最悪の場合、店員さんが代わっていてそんな取り置きは知らないととぼけられるとかがあるんじゃないかと恐れながら行きましたが、普通に買えました。22001円。
最後はau ID のほか、ダメ押しに身分証明書を求められました。もちろん持っていってましたが、回線契約のないただケータイ電話を買うだけでそこまでしますか。
そして、最初お店に行った時にはあった一括1円のポスターはこのときにはもうなくなっていました。
7月28日発売の定価53900円のPixel 6aが発売2ヶ月後に22001円で買えましたというお話でした。この店の損失は回線契約をしたユーザーの皆さんが毎月少しずつ補填してくれることでしょう。
めでたしめでたし。
マックの起動時にoptinキーを押していると、起動ディスクの選択ができるスタートアップマネージャーが出てきます。
しかしブルートゥース・キーボード使用時はちょっと勝手が違ってきます。
有線キーボードの時のように起動直後からoptionキーを押しっぱなしにしていても、うまくいきません。
かといって、「あたたたたたた!」と連打してもこれまただめ。
ブルートゥース・キーボード使用時は使えないのかと思っていたのですが、そういうわけではないようです。
ブルートゥース・キーボードでも使えるのですが、ただ押すタイミングがシビアなのだそうです。
そこでやりかたをだいたい会得しました。
連打はするのですが、要はoptionキーを押すのと離すののタイミングです。
たとえがわかりにくいかもしれませんがモールス信号に例えます。
「あたたたたたた!」が「………………」だとすると、
「ーーーーー」ってなかんじです。
少し押して、一瞬離して、また押しての繰り返しで、だいたいなんとかいきます。
ここまで読んでなんでそんなことが必要なの、システム設定の起動ディスクでやればいいじゃんと思っている方もいると思います。
実は最近になってはじめてブートキャンプを始め、マックにウインドウズをいれたのですが、ブートキャンプでウインドウズを起動すると今の所起動ディスクでマックが選べないのです。
マックのファイルシステムがHFS+の時はちゃんと選べていたらしいのですが、APFSになってウインドウズからAPFSにアクセスできなくなったらしく起動ディスクでマックが選べないのです。
まあそのうち直してくれると思うのですが、それまでは再起動してoptionキーを押して選ぶしかないのです。
ATOMの3G(WCDMA)の対応バンドは1/2/4/5/8なので、DocomoのFOMA(バンド1)は当然対応しているが、FOMAプラスエリア(バンド6)には対応していない。
しかし、海外製のSIMロックフリー端末ではバンド6に対応していなくてもバンド5に対応していればFOMAプラスエリアで使えるものがあるらしい(バンド5がバンド6の周波数を含んでいるかららしい)。
ATOMで試してみた。
利用するバンドを制限するアプリがあればその場で検証できるのだが、その手の有名アプリの
Network Signal GuruはQUALCOMMのチップでrootも取ってないといけないので使えない(ATOMのチップはMediaTek)。
なので、近所でバンド1はないけどバンド6なら使えるという場所を探さなければならない。
Docomoのエリアマップを見ると、ほぼ全域がバンド1で埋め尽くされていたが、ところどころFOMAプラスエリアもあったのでいくつか目星をつけて行ってみた。
LTEを切り、利用している電波のデータを見ることができるアプリ(Network Cell Info Lite)を入れて、いくつか回ってみたのだけど、だめだった。理論上FOMAエリアではないけど、FOMAプラスエリアだというところに行ってみても、弱くはなっているもののFOMAのバンド1を掴んだまま離さないので、バンド6を掴むかどうかがわからない。
自転車で走ってもうちょっと遠くのそれらしい場所に行ってみたら、ついにバンド1が切れた。そしてアプリがバンド5の電波を掴んでいることを表示した。
おお、これはバンド6のFOMAプラスの電波だろう。使えるのかと思ったのだが、電波を掴んでアンテナアイコンも立っているのだが、データ通信はできなかった。
電波が弱いのかと思って周辺を歩き回り、油断するとバンド1を掴んでしまうので苦労したが、バンド5でアンテナが2本立っている状態でもデータ通信はできなかった。
電波を掴んでもその先の処理はできないのかもしれない。
実際アプリはときどきバンド8を掴んでいると表示することがあった。バンド8はソフトバンクのWCDMAのバンドだ。掴める電波があれば、とりあえず掴むのだろう。
バンド6を使うためにはなんらかの改造が必要なのでしょう。残念。
流石にデフォルトの3╳4(ドック含む)は辛いので、カスタマイズしました。
このくらいがちょうどいい。
インストール後の最初の起動時、通常なら上の画像のようになり、「次へ」をタップするたびにアプリの最初の説明が出て、通常画面になります。
それがATOMでは、
こうです。
画面が小さすぎて、最初の説明画面の下の丸いやつが縮小されずにはみ出し、右下の「次へ」が表示されないため、この画面より先に行けません。
アプリ自体はちゃんと機能しているのでしょう。ウィジェットはちゃんと使えます。
なんか対処法ありますか?
iOS(アイフォンとアイパッド)からアンドロイド端末にスイッチした。
一番難儀したのがアイチューンズからの音楽転送。
アイチューンズのプレイリストをワイファイで無料で転送するにはどうすればいいか。
その方法。
必要なもの。
Synctunes | Productive android applications
アンドロイドとPCにそれぞれインストール。
転送するプレイリストはあらかじめアイチューンズで作っておく。
アンドロイドとPCが同じワイファイにつながっていることを確認して、両方で起動。
PCのアプリからアンドロイドに接続して、転送するアイチューンズのプレイリストを選ぶ。
同期する。
プレイリスト対応の音楽プレーヤー(GooglePlay Musicなど)で聴けます。
買ったもの:ブルートゥース送信機
製品名:iitrust ワイヤレス オーディオ Bluetooth送信機
買ったところ:アマゾン(商品リンク)
購入時期:2018年4月
価格:1880円
おすすめ度:★★★★☆
■これは何?
アナログの音声信号をブルートゥースで飛ばす。
ヘッドフォンジャックなどの音声端子にこの装置をつなぐと、ブルートゥースイヤフォンなどで聴けるようになる。
■使用目的
新しく買ったPCモニターにつなぎ、ゲーム機の音声をブルートゥースイヤフォンで聴くこと。
この場合気を付けなければいけないのは、この手の機器は遅延が発生しがちだということ。要するに音が遅れて聴こえてしまう。
ゲームで使用する場合、音が遅れてしまうのは致命的なので慎重に選ばなくてはいけない。
■機能
この送信機はapt-Xとapt-X ロー・レイテンシーに対応している。
apt-Xとはコーデック(圧縮方式)の種類。
ブルートゥースの音声コーデックにはSBC(SubBand Codec)という基本のコーデックがあり、ブルートゥースの音声機器は必ずこれには対応している。なのでいちいちスペックにも書かれてはいない。
追加のコーデックとして、このapt-Xとapt-X ロー・レイテンシー、AACなどがある。これらはより高音質で遅延が少なくなっている。
ただし、高音質、低遅延で聴く場合には、送信側と受信側の両方が同じコーデックに対応している必要がある。
送信側でいうと、アイフォンなどiOS機器はAAC、アンドロイドはapt-Xに概ね対応している。
ブルートゥースイヤフォンはスペックにapt-XともAACとも書かれていなければ、ほとんど基本のSBCに対応しているだけだろう。そしてSBCにしか対応していないイヤフォンでは音の遅延は避けられない。
うちにはこのサイトでも紹介したブルートゥースイヤフォン、Anker SoundBuds Slim+がapt-Xに対応しているのでいいだろうと思った。
イヤフォンがapt-X ロー・レイテンシーに対応していれば、より遅延が小さくなるのだが、とりあえず手持ちのもので試してみることにした。
■外観
45╳45╳15ミリと大変コンパクト。
デザインも、他の競合機器がだいたい黒の無骨なものが多い中、アップルのブルートゥースイヤフォンのエアーポッズのケースによく似ていていい感じ。
■使い具合
マイクロUSB端子にコードをつなぎ電源供給。
この装置はバッテリー駆動とUSB電源供給の切り替えスイッチがついていて、今回のように据え置きで常に電源をつなぎっぱなしで使用する場合は、そちらに切り替えておけばバッテリーを常に充電状態にしておくことでの劣化が防げる(はず)。
今回はPCモニターにつなぐので、モニターのイヤフォンジャックからこの装置のミニジャックに接続。
そして送信と受信の両方の機器をペアリングさせればオーケイ。
問題なく接続でき、もちろん音も聴こえる。
■音の遅延
音の遅延はというと……。
ほとんどないといっていいと思う。
厳密に測ればあるのだろうが、実際にゲームをしても遅れていると感じることはなかった。
ちなみにSBCでは約0.2秒の遅延が発生するらしい。
AACだと約0.12秒、aptXだと約0.07秒、ロー・レイテンシーだと約0.04秒とのこと。
この商品のアマゾンのレビューで音の遅延がひどいなどと書かれたものがあるが、おそらくapt-Xに対応していないブルートゥース機器で聴いているものと思われる。
いまどきのゲーム機がコントローラーはブルートゥースで接続しているのに、音声はブルートゥースで飛ばさないものが多いのは、対応した機器を接続して聴かないと遅延が発生してしまうからだろう。
[まとめ]
■いいとこ
apt-X ロー・レイテンシーに対応。
電源の入力切替あり。
デザインよし。
値段安い。
■悪いとこ
いまのところとくになし。
この手の機器が必要なら買い。
買ったもの:Qi無線充電器
製品名:
買ったところ:アリエクスプレス(商品リンク(丸いの)・商品リンク(四角いの))
価格:2〜2.7ドル(230〜310円)
おすすめ度:★★★★☆
アイフォンが対応するようになって活気がでてきた無線充電。
でもアップルが長年無視してただけで規格は相当昔からあって機器もたくさん出ていて技術はかなり枯れてきている。
つまりアリエクスプレスには激安無線充電器がいっぱい! 1ドル台からあるからそのうち日本でもダイソーで売り出すかも(リンク)。
Qi対応の機器には、スマートフォンなどに給電する機器(今回紹介しているもの)と無線充電に対応していないスマートフォンなどに接続して充電できるようにする機器(というかシート状のものとかケース)があるので注意。
アイフォンが対応している無線充電方式のQiには急速充電の規格もあるが、激安商品はさすがにそれには対応していない。それでかまわなければ問題なし。
ちなみに上の丸いのの画像は商品の底の写真です。なぜか通販ページには底の写真しかない。
■特徴・使い具合
激安、使える、置くだけ。
Qiだからアイフォンでも使えます。
急速充電には対応していないから充電速度は遅い。有線より遅くなります。
なのでUSBの電源アダプターは高電流のにしないと、さらに遅くなります。
丸いのは入力1.5A、四角いのは2A。
出力は、四角いのは1A、丸いのは書いてない(すべて5V)。
無線充電のだいたいにいえることだが、置くだけで充電できるけど、充電しながら使うのは難しい。激安のは充電時間が長いのでさらにそこは問題に。まあ、使ってるときは充電できなくても、置けばまたすぐ充電できるのでそれでよければよし。
寝てる間に充電するなんて場合なら問題なし。
置く位置がけっこうシビア。充電する方もされる方も充電できる場所が決まっているのでその位置に置かないと充電が始まらない(基本的には真ん中に置けばいい)。パイロットランプがあるので充電してるかしてないかは一目でわかる。厚いケースとかに入れてると充電できない場合もあるかも。
激安品はUSB電源アダプターはついてません。マイクロUSBケーブルもついてなくて本体だけのものもあります。今回は丸い2ドルのは本体のみ、四角い2.7ドルのはケーブル付き。
[まとめ]
■いいとこ
置くだけで充電できる。
USBケーブルより安いかも。
■だめなとこ
充電速度は遅い。
急ぎの時はケーブルで。
同じものらしきのがアマゾンじゃ1000円以上で売ってるよ。
2ドルなら各部屋におけるよ。とりあえず試してみるしかないでしょう!
買ったもの:ブルートゥースヘッドフォン
製品名:Bluedio T3
買ったところ:アマゾン(商品リンク)
購入時期:2016年10月
価格:4599円
おすすめ度:★★★★☆
2015年から格安のブルートゥースイヤフォンを使っていたが、バッテリーが切れると充電が終わるまで使えなくなるのにいらだち、一時は格安イヤフォン2台体制で一方が充電中のときは、もう一方を使うということをやっていたのだが、ちゃんとバッテリーの持つのがほしくなり、それだと筐体の大きいヘッドフォンならバッテリーもでかくて持ちもいいだろうと物色。
ブルートゥースヘッドフォンの中では格安で再生時間の長いブルーディオのT3を買ってみた。
■特徴
再生時間が仕様では20時間。長過ぎてテストできない。
何時間使ったかわからなくなるくらいはバッテリーは持つ。
その分やっぱり重いけど。
基本はブルートゥース接続のヘッドフォンだが、ピンジャックがついていてケーブルを挿すと有線ヘッドフォンとしても使える(電源不要)。
またブルートゥース接続時に、このジャックに普通の有線イヤフォンなどを挿すと、ヘッドフォンと同じ音声が接続した機器でも聴ける。イヤフォンを片耳ずつ分け合って聴かなくてもいいのだ。
■使い具合
筐体が大きいので、イヤフォンだとだいたい小さなボタンが三つあるだけだが、これには押しやすく間違えにくいボタンが四つあり、機能が割り振られていて使いやすい。
■同時接続
二つの機器の同時接続可能。
このヘッドフォンの同時接続は他の一般のと違っているので注意が必要。
大多数の複数機器の同時接続に対応したブルートゥースイヤフォンなどは、一つの機器の音声を聞いている時に、別の接続している機器の音声が鳴っても基本無視する仕様になっているはず。
だがこのヘッドフォンは別の接続している機器の音声が鳴ると、聴いている機器の音声が切れて新たに鳴りだした機器の音声が割り込んで再生されるのだ。
こういう仕様は珍しいのではないだろうか。
この仕様、利用する人次第だと思うが、便利なようで便利でない。
PCとタブレットにつないで、タブレットで音楽を聴いている時、PCにメールが来たり、アラート音が鳴ったりするだけでタブレットの音楽が切れて、アラート音がなる。そしてタブレットの音に戻ったりはしない。
この仕様はぼくにとってはありがた迷惑。
[まとめ]
■いいとこ
再生時間長い。
安っぽくないデザイン。
無線ヘッドフォンとしても有線ヘッドフォンとしても使える。
ボタンがわかりやすく操作しやすい。
■だめなとこ
癖のある同時接続時の振る舞い。
重い。
機能がいろいろあっておもしろい。
バッテリーが切れても有線ヘッドフォンとして使えるのは便利。
[商品リンク]
買ったもの:ブルートゥースイヤフォン
製品名:Anker SoundBuds Slim+
買ったところ:アマゾン(商品リンク)
購入時期:2017年11月
価格:2499円
おすすめ度:★★★★☆
モバイルバッテリーで有名になったアンカーのブルートゥースイヤフォン。
発売日割引セールで2499円で購入したが、結構しょっちゅう割引セールしてて、もっと安くなってる時もあるので、チェックしてれば安く買えそう。
Anker | SoundBuds Slim+
■特徴
金属ケース。
防水 IPX5。
まずまずのデザイン。
磁石でくっつく。
■音
フツー。
■接続性
全く問題なし。
■同時接続
仕様に書かないというずるいことをしていますが、複数機器同時接続に対応していません(オフィシャルページの製品仕様少なすぎ)。
複数の機器を登録しておくことはできますが、一度に一つの機器としか接続できません。別の機器と接続する時はイヤフォンのボタン操作で接続を解除して、別の機器と接続しなければなりません。
今時のブルートゥースイヤフォンでわざわざこの仕様にする意味は謎。どんな安物ブルートゥースイヤフォンでもだいたいは複数(たいがいは二つ)機器同時接続には対応しているのに。高いやつなら三つ以上の機器に同時接続できるものもある。この仕様で使用時間が大幅に伸びたりするんだろうか。
この仕様はこの機種を選ばない大きな理由になりうると思います。
■使い具合
操作ボタンがイヤフォン本体ではなく左右をつなぐケーブルの右側についている。有線イヤフォンではよくある場所。マイクロUSBの充電口もここ。
操作ボタンが本体がいいか、ケーブル途中がいいかは、使う人の好みによるが、ぼくはどちらかというと本体についている方がシンプルで好きだが、イヤフォン本体がこの機種くらい小さいとボタン操作がしにくくなるので、これはこれでいいでしょう。
イヤフォンに磁石が内蔵されていてくっつくようになっている。外した時に首にかけたままくっつけて外れないようにする。
このくっつける動作で再生停止ができるようになっている機種もあるが、これはそれには非対応。
■バッテリーの持ち
仕様は7時間。ほんとに?
7時間だとテストも大変だよ。
今回も接続機器はブルートゥース4.0。イヤフォンは4.1対応。
連続使用テスト。
結果。6時間45分!
6時間過ぎたあたりからバッテリー不足の警告音が何度も出だしますが、そのまま再生は続き、6時間45分。
おしい。音量小さめなら仕様通り7時間いきそう。
すごい。このコンパクトさでこれだけ持てばすばらしいです。
というかほぼ仕様通りにバッテリーが持つなんて信じられない。インチキなメーカーなら「連続再生10時間!」って盛ってくるでしょう。
この製品の一番の売りかな。
[まとめ]
■いいとこ
金属ケースでそこそこのデザイン、防水仕様で格安。
磁石でくっつく。
このコンパクトさで連続使用約7時間。
18ヵ月保証付。
■だめなとこ
複数機器同時接続に対応していない。
複数機器同時接続に対応していない。
複数機器同時接続に対応していない。
複数機器同時接続に対応していないのにはびっくり。仕様に書かないのはずるい。
連続再生約7時間はすばらしい。
買ったもの:完全ワイヤレスブルートゥースイヤフォン
製品名:X2T
買ったところ:アリエクスプレス(商品リンク)
購入時期:2017年11月
価格:20ドル(2300円)
おすすめ度:★★★★☆
完全ワイヤレスイヤフォンとは、左右の機器のケーブルもないワイヤレスのイヤフォン。英語だと “True Wireless Earphones” というらしい。
アップルのAirPodsが有名で一番売れている。馬鹿高いのも有名。
最初の完全ワイヤレスイヤフォンがでるまでは、開発中だけど技術的問題でなかなか完成しないなどと時間がかかっていたのに、いったんものが発売されると、あれよあれよというまに他にメーカーからも似たような製品がいっぱい出てきて、あっという間に値段も下がってきた。
今回買ったのは「X2T」というやつ。アマゾンにもいろんなブランド名でいっぱい出ててけっこう安い(リンク)。でも最近よく利用する格安の殿堂アリエクスプレスだとさらに安い(リンク
)。
アリエクスプレス(Aliexpress)は、中国アリババグループの通販サイト。タイプはアマゾンではなく、楽天市場スタイル。つまりさまざまな通販したい有象無象の会社の集合体。
特徴は安いこと。さらに日本までの送料が無料のものが多い。小物はたいがいが無料。そのかわり多少時間はかかる。いままでの実績でいうと、早いと10日くらい、遅いと4週間ほどかかる。いままでに届かなかったことは一度もない。
今回の「X2T」でいうと、今日現在のアマゾンの最安値は2800円ほど(送料無料)。アリエクスプレスだと、20米ドルほど。レートにもよるがぼくが買った時は2300円ほどだった。
信頼度ではアマゾンかと思われるが、アマゾン直売ならともかく、最近のアマゾンのマーケットプレースは胡散臭いのも多く、中国から送ってくるものもある。それなら直接中国から買った方がお得。返金ポリシーも大手なのでちゃんとしている(一度返金してもらったことあり。そのうちそのときのこと書きます)。
で、この激安「X2T」。どうなのか。
■音
悪くないです。低音が強調されすぎですが、へんな音ではない。フツーに聴ける。
激安ならこれで十分です。文句いっちゃダメ。
■接続性
よくない。安定しているとはお世辞にもいえません。
スマートフォンをポケットに入れていても、ちょっと首を横に向けるだけで音が瞬断されることがあります。完全に切れるようなことはありません。
間に人間の肉体が入らない方が安定しているのかもしれません。
個体差と接続している機器との相性もありそう。
うちのだとスマートフォンよりタブレットのほうがより不安定です。
■特徴
完全ワイヤレスイヤフォンすべての仕様かどうかは知らないけれど、この商品は片方だけをモノラルイヤフォンとして使用できる。
これが意外と便利。寝る時に寝床で聞く際、ぼくは横を向いて寝るので枕の当たってない方だけに使ったりできる。
反面この仕様はペアリングがやや煩雑になる。
つねに両耳ステレオで聴く場合は、片方だけをペアリングしておけば、両方電源入れた時につねにステレオで聴ける。スイッチを切る時は片方を切れば両方とも同時に切れる。
モノラルで聞く場合は片方ずつ別のブルートゥースイヤフォンとしてペアリングが必要。
なのだが、このイヤフォンは左右全く同じデザインで見た目では左右は全くわからない。左右のわかりやすい音源を聴いてシールでも貼っておくしかない。その上でペアリングした際もイヤフォンの名称に左右のわかる名前に変更しておいた方がいい。
アップルのと同様、バッテリー内蔵の充電装置(ケースとはいい難い)でイヤフォンを充電する(上記画像参照)。
USBケーブルで充電装置を充電し、その装置の穴にイヤフォンをはめ込むとイヤフォンが充電できる。
充電装置を持って入れば出先で電源がなくてもイヤフォンを充電できる。
イヤフォン自体にはUSBでは直接充電はできないので、電源があっても充電装置を持っていないと充電はできない。
■同時接続
複数の機器を登録し、二つの機器を同時接続可能。
同時接続可能な場合、一方の機器の音源を聴いている時に、別の機器の音が鳴った時に割り込みが入るか否かの二つの仕様があるが、この機種は入らない仕様。
この仕様は結構重要なので、どの機種もこの仕様は公開してほしい。
■使い具合
完全ワイヤレスイヤフォンは本体が小さいので操作できる部分が限られてくる。アップルのAirPodsもできる操作はダブルタップだけ(あと耳装着検出)。
この機種だと操作部は左右それぞれにボタンがひとつあるだけ。
できることは、電源オンオフ、ペアリング、再生・停止、次の曲へ、電話に出る・切る・拒否。
なので普通のイヤフォンでできる音量調整、前に戻る、音声アシスタント呼び出しはできません。
さらにボタンが押し込んで操作する物理ボタンなので、本体が小さい分押し込みにくい。本体をつままずにボタンを押そうとすると耳の中にぐいぐい入ってくる(でもボタンは押せる)。耳に押し込まれないように本体をつまんで押そうとすると、本体が小さいのでつまみづらい。
この機種の後継「X3T」が最近出て、その機種ではボタンがタッチセンサーになり、ボタン機能が左右に割り振られて音量調整などにも対応したらしいが、みたところけっこう煩雑。
■バッテリーの持ち
重要。専用ケースで充電できるといっても2〜3時間では話にならない。
仕様上は4〜5時間(両耳使用)。
テストしてみた。連続使用。ボリュームは普通。再生機のブルートゥースは4.0。
結果、3時間……。う〜ん、もうちょっともってほしかった。
冬の屋外で寒かったからバッテリー性能は多少悪かったかもしれません。
イヤフォンはブルートゥース4.2対応だから、再生機も4.2ならもっと持つのかな。
3時間弱で右側のイヤフォンから電力不足の警告が数回出た後、切れました。
ちなみに連動して両方のイヤフォンが切れます。
右側は最初に電源を入れた方(マスターと呼びます)なので、再生機器と後からスイッチを入れたイヤフォン(スレーブと呼びます)との両方と通信をするため、より電力を消費すると考えられます。
両方の電源が切れた後も、スレーブの左側のイヤフォンにはバッテリーが残っていました。
これは完全ワイヤレスの弱点。
ケーブルでつながって入れば、バッテリーは両方で共用なのでなくなるまで両方で使えるが、完全ワイヤレスでは、片方でもバッテリーが切れたらもうステレオで聴くことはできない。
しかしこれは上手く使えばもう少し使用時間を延ばせるはずだと思った。
つまり途中で一旦イヤフォンの電源を切ってマスターとスレーブを入れ替えれば、バッテリーが均等に消費されて使用時間が伸ばせるのではないか。
やってみよう。
(ほんとうにテストしながら書いています。時間がかかる……)
テスト開始後、2時間でマスターとスレーブ入れ替えて再開。
結果、なんとか3時間40分。少し伸びました。
もうちょっと暖かくなって、ときどき休ませて、音量小さめで、さらにブルートゥース4.2機器でテストしたら、なんとか仕様上の4時間に届くかも。
片耳モノラルで使うと、もう片方と通信しなくていいのでさらに使用時間が伸びるのでしょう。仕様上は6~7時間。テストはなし。
[まとめ]
■いいとこ
激安。
モノラルイヤフォンとしても使える。
ケーブルがないので、ひっかからない、こすれる雑音がない。
専用バッテリー内蔵充電ケースで電源がなくても充電できる。
二つの機器に同時接続対応。
■だめなとこ
左右がわからない。
なくす危険性。
片方だけでもバッテリーが切れるとステレオでは聴けない。
電源があっても専用バッテリー内蔵充電ケースがないと充電できない。
ペアリングはやや煩雑。
ボタンが押しづらい。
イヤフォンからはできない基本操作がある。
こんなとこですかね。
2000円ちょいで完全ワイヤレスイヤフォンを試しせるのだからいい買い物だと思います。
[アリエクスプレスリンク]
あ、ちなみに技適マークがついていない製品を国内で使用した場合、電波法違反などにあたる場合があります。